曖昧な言葉遣いが招くコミュニケーションの崩壊
「数分お待ちください」、「数分後に戻ります」、または「このダウンロードには数分かかります」というようなことを聞いたり読んだりしたとき、ほとんどの人がそれらの言葉にあいまいさを感じたことがあるでしょう。数分とは何分でしょうか? いつも同じ数字でしょうか? おそらく違うはずです。 同じように、コーヒー、タピオカミルクティー、アイスクリームやデザートのサイズを大・中・小から選ばないといけなかった経験はあ……
「数分お待ちください」、「数分後に戻ります」、または「このダウンロードには数分かかります」というようなことを聞いたり読んだりしたとき、ほとんどの人がそれらの言葉にあいまいさを感じたことがあるでしょう。数分とは何分でしょうか? いつも同じ数字でしょうか? おそらく違うはずです。 同じように、コーヒー、タピオカミルクティー、アイスクリームやデザートのサイズを大・中・小から選ばないといけなかった経験はあ……
UXデザインにおいて、ユーザーのインサイトを探るUXリサーチは不可欠です。現在好評連載中の「UXリサーチ最前線」ではポップインサイトの池田さんがUX MILK編集部の特派員として、前線で活躍されている現場の方にお話を伺い、UXリサーチの取り組み方や考え方のヒントを集めています。引き続き連載は続きますが、ここまでの記事をまとめてみました。 ブックを読む……
トグルスイッチを使うべき場合と使うべきでない場合があります。デザイナーが誤った使い方をするとユーザーの混乱とイライラにつながります。使うべきタイミングを知るには、さまざまなタイプのトグルの状態や選択肢について理解する必要があります。 文脈上の状態 vs システムの状態 トグルスイッチとトグルボタンをデザイナーは混同しがちです。両方とも状態を管理しますが、トグルスイッチとトグルボタンには根本的な違い……
デザイナーであるということは極端な状況に対処する方法を学ぶことを意味します。頭がおかしくなるほど忙しく、精神的重圧に満ちた仕事がマラソンのように長く続く日があるかもしれません。クライアントが助けを求めてきたり、作ったものが壊れたり…大体想像はつくでしょう。この困難の連続が終わる日がくるのだろうかと思うような日です。 しかし、一方で何の動きもないまったく静かな日もあります。最初は少し休む時間ができて……
ゲリラでのユーザビリティテストは、強力なテクニックです。デザイナーであるMartin Belam氏は、このテクニックを「カフェや公共の場に1人でいる人たちに突撃し、彼らが数分間ウェブサイトを利用しているところを素早く撮影すること」と表現しています。「突撃」というほど激しくいくかはまずおいておいて、自分たちのチームがどのようにフィードバックを入手し、共有するかを含めた細かい部分に焦点を当てていきまし……
コンテンツデザインに欠けがちな要素として、検索意図(Search Intent)というものがあります。 SEOの話題に少しでも触れると、不快に感じる方もいるかもしれません。SEOばかり指摘するのは、自分のアジェンダを押し通し、うぬぼれた指標を追い、ユーザーニーズをまったく考慮しないスパムのようなものです。最悪の場合、SEOが優れたユーザー体験と完全に対立してしまうことさえあります。 しかし、必ずし……
IDEOのKelly兄弟の著書『Creative Confidence』を2018年に読み始めました。そこに以下のような記述があります。 創造性への自信(Creative Confidence)とは、自分をとりまく世界に対して、自分は変化をもたらす能力があると信じることです。やろうと決めたことを達成できるという確信です。この自信、つまり自分の創造力を信じることがイノベーションの中心にあると私たち……
長いアニメーションの歴史の中で明らかになったものがあるとすれば、それは動く画像はいつだってユーザーの心を掴めるということです。アニメーションの目新しさは薄れたものの、今ではエンターテイメント以外の目的でも使われることが多くなりました。実際、時代を問わない魅力と汎用性を最大限に活用することで、Webサイトのユーザーに好ましく魅力的な体験を作り出すことができます。 しかし、特にUXデザインの立場から見……
[caption id="attachment_83678" align="aligncenter" width="750"] 参照画像:Depositphotos[/caption] UXデザインには、それを支える理論的根拠や、すべての慎重な研究と推論を経たとしても、未だ見落とされがちな真実が残っています。それは、UXデザインは機能と同様に流行によっても左右されるということです。 ユーザーは流行……
Webデザイン分野の本を見ると、次世代のトレンドを語っている見出しを多く目にします。話題はツールのことかもしれませんし、プログラミング言語やフレームワークのことかもしれません。例えるなら、「チャンスを見過ごすことになる」と誘惑してくる、ネオンサインで溢れるラスベガスの繁華街を歩いているようです。それらの本は次のように主張します。「今これを始めれば、業界の最前線に立てますよ。」 そのような本を見ると……