ユーザーテストがリーンスタートアップに「最も役立つ」のはなぜか(活用事例)
今回お話を伺った臼杵様(記事中敬称略)
人材系ポータルサイトの新規事業開発・運営に注力していらっしゃいます。
弊社リモートユーザテストを「新規事業の開発」に活用されているお客様がいらっしゃいます。
「新規事業の立ち上げに弊社テストが必須なのはなぜか」お話を伺うことができました。
※写真・記事掲載はご本人の了承を得ております。
今回お話を伺った臼杵様(記事中敬称略)
人材系ポータルサイトの新規事業開発・運営に注力していらっしゃいます。
弊社リモートユーザテストを「新規事業の開発」に活用されているお客様がいらっしゃいます。
「新規事業の立ち上げに弊社テストが必須なのはなぜか」お話を伺うことができました。
※写真・記事掲載はご本人の了承を得ております。
先日、宣伝会議社より『マーケッターとデータサイエンティストが語る 売れるロジックの見つけ方』が発売されました。
書籍内では「リモートユーザテスト」がLPO、ランディングページを改善するうえでの必須ツールとして位置づけられており、そのロジックも非常に説得力、示唆に富むものでしたので、以下で関連個所を簡単に紹介させていただければと思います。
なお、大変光栄なことに、こちらの書籍では「安価でありつつ最も高品質」なリモートユーザテスト提供企業として弊社をご紹介いただいておりました。
この場を借りて本書の共著者であるデータアーティスト株式会社 代表取締役社長の山本 覚様に深く御礼申し上げます。
(なお、以降本記事では「山本氏」とさせていただきます。ご了承ください。)
「運用で(あるいは現場で)カバーする」という表現を耳にしたことがあるビジネスマンの方は決して少なくないことと思います。
業務環境が整備不足の状況であっても、期待されている水準の仕事を達成するために運用チームが背伸びして努力する、という意味で使われることが多い言い回しです。
「UXデザイン=ユーザの意見を尊重すること」と認識されている方は多いのではないでしょうか。 しかし、「ユーザーを理解すること」と、「ユーザーの声をそのまま聞く(鵜呑みにする)こと」は大きく違います。
「鵜呑みにしない方がよい」ことの理由としてよくされる説明は「ユーザは、自分の考えを言語化できない」というもので、これは非常に重要です。
本記事では、さらにもう1つの理由として、「ユーザが考えを適切に言語化できている」場合であっても、なお「鵜呑みにしない方がよい」理由を考えたいと思います。
Webマーケティングで成果を出す手段として「もうWebサイトを全面リニューアルしよう」と考える企業は非常に多いと思います。 確かに全面リニューアルを行うと、構造やデザインを抜本的に変えることができますし、社内ロジックとして「3年に1度のお祭り」として予算を捻出しやすいケースは多いでしょう。 クックパッドさんのトップページリニューアルのように、「明確な狙い」と「リリース後の効果測定体制」があれば、有効なケースも多いと思います。 しかし、安易な全面リニューアルは、そこに投下したリソースに必ずしも見合わないリターンしか産まないばかりか、むしろ成果を大きく落とす危険が大きいです。 そのため、個人的には「全面リニューアル」ではなく、「省エネ部分改修」を何度も繰り返すアプローチを推奨します。
2014年6月12日に放映された「カンブリア宮殿」を久々に見返していました。
ご存知の方も多いかと思いますが「カンブリア宮殿」は、ゲストとして招かれた各界の経営者、著名人と私の大好きな作家でもある村上龍との対談を中心として構成されるドキュメンタリー番組です。
「25兆円企業 トヨタ復活劇の真実!~豊田章男 激動の5年~」と題されたこの回では、章男氏の仕事に向かう姿勢と就任以来多くの試練を乗り切ったトヨタ自動車の内幕が紹介されています。
番組冒頭、一見何気なさそうなシーンに私は非常に強い興味を覚えました。当該部のやりとりを簡単に示します。
ビービットの営業時代に、クライアントからの相談として「リニューアルしたら成果が下がってしまったので何とかしてほしい」というものがありました。
企業Webサイトは、販売・会員獲得等のビジネス目的をもって運営されており、リニューアルはその目的達成をするための手段です。
しかし、その目的達成の要件を明確にせず、装飾的なデザイン性を優先したリニューアルは、失敗の憂き目にあうケースがままあります。
リニューアル時には、ビジネス目的を整理した上で、
の3点をリリース前に確認すべきです。
リモート、対面を問わず、ユーザ行動観察に欠かせないのは調査に参加してくれる一般の被験者の方(モニタさん)です。ポップインサイトでは、モニタさんを定量的な「n人の被験者のひとり」してではなく、体温を持った存在として対応することを心掛けています。こうした対応により調査品質も向上しています。
しかし、当初からそうだったわけではありませんでした。
自社サービスやツールの「ユーザ」に会ったこと、どんな状況でどんな風に使っているかを事細かに聞いたことがある人は、どれぐらいいるでしょうか? 経営者やよほどオーナーシップが高い人を除くと、意外と自分のサービス(自分が担当したサービス)のユーザと直接接点がある人は非常に少ないのではないかと思います。 これは、すごく勿体ないことです。
実際に自分のサービスを使っているユーザに会い、「こんな風に使って助かっている」という声を聞くことはこの上ないモチベーションの源泉になります。
普段は「仮説立案ツール」「ビジネス成果創出ツール」としてユーザテストを紹介することが多いですが、実は私は、ユーザテストの一番の価値は「人材育成ツール」としての効果だと思っています。
例えばあるサイトのデザインを作る場合、その正否(良いか悪いか)は、現在ほとんどの場合、クライアントか社内上司に判断を仰ぐプロセスになっていると思います。 しかし本来デザインの良し悪しは、そのデザインを使うユーザがそれを使いやすいと思うのか(コンバージョンするか)によってジャッジされるべきです。それにより、デザインは自身の失敗を強く自覚でき、成長に繋がるのです。