過去のデザインプロジェクトが私に教えてくれたこと
自分のポートフォリオを見直したら何がわかるでしょうか? かつて直面した困難や、本当に厄介だったクライアントのことを思い出すかもしれません。あるいは、時代遅れのデザインや現在では使われなくなった技術を見つけてたじろぐかもしれません。その気持ちはよくわかります。 過去20年以上の間に、私のキャリアは当たり外れを繰り返してきました。そして私は、本当に長い間過去の自分のプロジェクトを見るたびに恥ずかしく感……
自分のポートフォリオを見直したら何がわかるでしょうか? かつて直面した困難や、本当に厄介だったクライアントのことを思い出すかもしれません。あるいは、時代遅れのデザインや現在では使われなくなった技術を見つけてたじろぐかもしれません。その気持ちはよくわかります。 過去20年以上の間に、私のキャリアは当たり外れを繰り返してきました。そして私は、本当に長い間過去の自分のプロジェクトを見るたびに恥ずかしく感……
サポートチケットシステムを好きな人がいるでしょうか。チケットを扱うサポート担当者からチケットを提出する顧客まで、皆が皆反感を持ちながら使っています。結局のところサポートチケットシステムは対応が遅く、融通がきかず、非人間的なのです。前時代的な手間のかかるコミュニケーション、すなわち無個性でよそよそしいサポートの代表です。なぜいまだに使っているのでしょう? 実は即時支援に慣れたユーザーの数が増えていま……
Webサイトのフッターは、想像以上にユーザー体験に効果的です。しかし、Webデザイン代理店の多くが、フッターのデザインをプロセスの最後に回していて、フッターの潜在能力を存分に活かしきれていません。 このような会社は重大な機会を見逃しています。フッターは手早く貼ればいいバンパーステッカーではなく、UXの安全策です。ユーザーがページの下までスクロールしても探したい情報が見つからないとき、フッターは安全……
企業が顧客よりも自社商品の理解度が高いのは当然です。そこで働く人たちは、毎週40時間以上も商品の詳細や問題対策に打ち込んでいるため、ほかの一般人よりも詳しくなるはずです。 これはとても素晴らしいことです。こうして彼らは専門家になります。 しかし、彼らは商品を製品化するときに「盲点」も生み出します。業界固有の知識は、会議や製造現場ではとても役に立ちますが、顧客には通用せず困惑させる結果を招いてしまう……
人間の心の中には感情を司る領域が数多くあり、それらの領域が集まって感情系を構成しています。 Don Norman氏は、互いに異なっているが相互に連結している3つのレベルから感情系が成り立っており、それぞれのレベルが人間の体験に特定の方法で影響を及ぼしているということを提唱しています。その3つのレベルとは、本能、行動、内省です。 本能レベルとは、心に深く根付いた無意識的でほとんど動物的な人間の特質で……
モバイルアプリにおけるユーザー体験のクオリティは、できるだけ多く繰り返し起動してもらうために、ユーザーの興味を引くことと密接に関係しています。Interaction Design FoundationはモバイルUXはユーザーに喜びを与えるものでなければならないと主張していますが、筆者もこの考えに賛成です。 ですが、実はこのような明確な考えこそが、モバイルアプリデザイナー全員にとって課題となることも……
現代では、誰もがコンテンツを話題にあげています。コンテンツの重要性を強調したり、充実していないことを嘆いたり、あらゆる問題のソリューションとして提示したりしています。 たとえば、Webサイトのアクセス数が減少したら、「新しいブログコンテンツが必要だ」と答え、見込み客を獲得できなかったら、「ポッドキャスト番組さえあれば」と不満を吐露し、売り上げを奪われると、「競合はインタラクティブなインフォグラフィ……
人間は感情的な生き物です。脅威への恐れ、ちょっとした怒り、孤独な人々への愛や思いやりなど、私たちを取り巻く世界に対するもっとも重要で感情的な反応は生存本能に基づいていると、多くの科学者が同意しています。結局、こういった感情の多くは私たち自身を守ること、または人類の未来に向けられています。『Harvard Business Review』誌はこれを「理屈よりも感情」(emotions before ……
コピーファーストのデザインアプローチは、あらゆる規模のデザインプロジェクトで有効です。ランディングページのような独立するページでも、Webサイトの改善でも、コピーファーストのアプローチを使えばプロジェクトはより効率的になります。 私は個人的にこのアプローチを長い間採用してきました。以前会社に勤めていたときも、スタートアップにいたときも、フリーランスとして関わったプロジェクトでもつねに利用しました。……