UXという言葉が登場する以前に私が見たUXデザイン:筋電インターフェイス編
UXという言葉が騒がれるようになる前にも、UXデザインらしきものは確かにさまざまな形態で存在していました。この寄稿記事では、株式会社キトヒトデザインでユーザビリティ、UI/UXデザインなどを手がけている萩本さんがご自身で体験したデザインのお話を不定期更新でお届けしています。今回は第9回目です。シリーズ全編はこちら スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスや生体認証など、UI(ユーザーインターフェ……
UXという言葉が騒がれるようになる前にも、UXデザインらしきものは確かにさまざまな形態で存在していました。この寄稿記事では、株式会社キトヒトデザインでユーザビリティ、UI/UXデザインなどを手がけている萩本さんがご自身で体験したデザインのお話を不定期更新でお届けしています。今回は第9回目です。シリーズ全編はこちら スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスや生体認証など、UI(ユーザーインターフェ……
UXデザイナーに好きな仕事のランク付けを頼んだら、「金融サービスプラットフォーム」はおそらくトップ5には入らないでしょう。もしかするとトップ20、いや、トップ50にも入らないかもしれません。 フィンテックのプラットフォームについて回るややこしい手続きのために、銀行規制法や会計を大喜びで勉強するデザイナーはほとんどいません。コンプライアンス基準の細目や複雑な会計監査について調べるようにクリエイティブ……
音声技術が向上するにつれて、私たちはより多くの音声アプリをデザインしていくことになります。 この記事では音声技術のプロトタイピングにあまり親しみのない方向けの一般的な説明を行います。あまり複雑なプロセスではありませんが、Webサイトやアプリによく使われるUIプロトタイピングとは異なる部分があります。 1. 音声は新しいメディア 音声インタラクションはWebサイト内のユーザーフローほど、論理的でもリ……
オンボーディングはWebサイトやアプリ、サービスなどをユーザーに「登録して利用してもらう」プロセスを表します。オンボーディングが成功すると新規ユーザーが定着する可能性が高まります。 この記事では、クリエイティブなモバイルオンボーディングのコンセプトを4つの視点から探っていきたいと思います。 1. ストーリーを語る モバイルアプリは、初めて起動したときにスワイプ形式のチュートリアルかアプリの価値を伝……
ユーザビリティテストを行うための専用ラボは必ずしも必要ではありません。 しかし、恐らく必要に迫られて個人や組織でユーザビリティテストを行う頻度が高い場合、専用ユーザビリティラボの設置を検討したいと思うかもしれません。 高度なUXを提供する組織にとって、ユーザビリティテスト用の専用スペースを設けることはとても重要です。高度なUXを提供するとされる組織が専用ユーザビリティスペースを設けている割合は、そ……
たとえばあなたがECサイトを運営していると考えてください。訪問者が検索エンジン経由でサイトを見つけてWebサイトを閲覧していることはわかっています。訪問者は購買手続きを始めました。ところが途中で手続きを止めてしまいコンバージョンまで至りませんでした。 何が原因で手続きを止めてしまったのかわかりません。情報ヒエラルキーやユーザーフローをアップデートすべきときなのかもしれません。どのようにすれば、手直……
Webフォームで住所を記入する際に戸惑ってしまうことはありませんか? ある調査によると、30%のユーザーが「住所欄2」に入ったときに困惑して立ち止まることが分かりました。 そればかりでなく、この「住所欄2」は「住所欄1」の入力を不正確に分割する原因になるのです。このことはユーザーに混乱と苛立ちを招きます。 「住所欄2」に「アパート名、部屋名、その他」という表記をすることでは問題は解決されませんで……
スライダーは昔から身のまわりにあり、任意の値や範囲を選ぶためのUIとしては事実上最もスタンダードなものとなっています。選べる範囲をユーザーがすぐに把握できるので便利です。 本記事では、UI要素として馴染み深いスライダーのクリエイティブな例をいくつか見ていきましょう。 1. 設定値を視覚化する スライダーは、ユーザーが特定の値や範囲を選べるコントローラーです。ユーザーはほとんどの場合、スライダーのラ……
[caption id="attachment_77802" align="aligncenter" width="520"] 作家・コピーライト: JISC. 特許:CC BY-NC-ND 2.0 UK[/caption] ライターは作品を書くことに行き詰まるときがあり、デザイナーはアイデアが煮詰まるときがあります。誰しもつまずくことがあることはプロには避けて通れず、恥ずべきことではありません。……
アップルの創設者Steve Jobs氏の伝記の中で、彼が珍しく激しい気性を忘れ、心優しい側面を見せたときのことを著者Walter Isaacson氏が書き記しています。Jobs氏は、ひとりの子供が直感に従いながら簡単にiPadの操作に慣れていくのを驚きながら観察していたのです。 Jobs氏は何よりもまずシンプルであることに熱意を注いでいました。ですから、彼の創造したiPadを子供が使っている様子を……